【場所】 | 南アメリカ ブラジル アマゾン川流域 |
流木リサーチャーとして、日本の海と湖の流木を空の上から研究してきましたが、あらゆるところを探し尽くして目的意識が薄れ、次は世界に目を向ける事にしました。
【湖岸の流木】北海道千歳市奥潭 支笏湖岸へと続く渓流に「流木のできるまで」が見えるで、流木ができる秘密を見つけてしまった事で、自分の中で一定の成果を上げたことになっていますので(笑)、次は、日本で最長不倒30m程だった発見流木の長さを更新するため、「100m級の流木」を探したいと思います。 まず最初に思い浮かんだのが、アマゾン川河口です。川の規模からいってとんでもない流木があるのではないかと期待しました。 ところが、何?この雲がかかったような修正された感じ・・・何か隠しているのかな?いやちょっと待て、アマゾン川は濁っているというからこれが本当の感じなのか・・・ こちらのサイトで、アマゾン川には、白い川、黒い川、澄んだ川など色々あると紹介されています。やはり茶褐色がイメージとして定着している感じがします。そして記事の途中に木の幹からなぎ倒された流木が川を流れている写真が掲載されています。 それなら、期待できそうだ。 しかし・・川沿いに道がないし、ストリートビューも当然のように全くなく、画像が荒すぎて確認が難しいです。 ブラジル パラー州 シャーヴェス ひとまず、この辺りに20m級の流木を発見しました。 ここにも20m級の流木がなぎ倒されています。 世界のアマゾン川が日本の河口の流木と同程度なのか・・・ ブラジル パラー州 シャーヴェス おっと、ここに出来たてほやほやっぽい30m級の流木発見。即身流木だな。 ここから、海のような中流域から上流域をざっと見ていきましたが、めぼしい流木は無く・・・ ブラジル パラー州 シャーヴェス やはり、日本も世界も変わらない法則です。20~30m級の流木が辺り一面に漂っています。
ここでふと思ったのが、世界の木の高さで最長はどれくらいなのかを調べなければ、この先の道を誤ることになると・・・ こちらのサイトで、世界一が115.92mのハイペリオン(アメリカ・レッドウッド海岸)だと分かりました。二位が99.82mのセンチュリオン(オーストラリア・タスマニア)、ということは100mの流木なんてほぼ幻想に過ぎないのだと・・・分かりましたが、発見流木の長さ更新をしたいと思います。
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【流木の長さ】 | 30m級 |
【期待度】 | ★★☆☆☆ |
【コメント】 | 河口付近の多くが霧がかかったように謎に包まれていて、大きな流木は発見できず残念でした。
日本の川とは全然タイプが違い流れもそれほど急ではなさそうで、川辺になぎ倒されている位でしたが、河口付近の中洲だけは世界共通で流木が出来やすい要素があるようです。 河口付近に漁港がほとんど見当たらず、日本のようなテトラポットらしきものも見当たりません。流木が引っかかるところが無いのです。 日本のように山と海が隣接しているような場所が無く、山から流れ出る河川からの流木を量産できにくい地形なのかもしれません。 |