被爆樹木の苗木配布
昭和20年8月6日午前8時15分、人類史上初の原子爆弾が落とされた時、爆心地から北東1.3km地点で被爆した親木アオギリですが、焦土の中で芽を吹き返し、被爆者の方たちにとって生きる希望となりました。親木アオギリの種から育てられたアオギリ二世は「平和を愛する心」、「命あるものを大切にする心」を育み、平和の尊さを伝えるとともに、過ちを再び繰り返さないよう、被爆の実相を後世に伝えます。
【クスノキ二世】
1945年8月9日、午前11時2分長崎市に人類初のプルトニウム型原子爆弾が投下され、爆心地から南東約800m地点で被爆した山王神社のクスノキは、原爆の炸裂による強烈な熱線と凄まじい爆風で生存も危ぶまれましたが、その後樹勢を盛り返し、現在は長崎市の天然記念物に指定されています。21世紀は、核兵器のない平和な自然環境を大切にする世紀にしたいとの願いを込めて、被爆クスノキの種から育てられた苗を配布しています。
出典 被爆樹木の苗木配布